時空を超えて (小学館文庫 ミ 2-1)時空を超えて (小学館文庫 ミ 2-1)
(2008/05/08)
ギヨーム・ミュッソ

商品詳細を見る

感想:★★★☆☆

もう一度あの瞬間に戻れたら...。
フランスで話題のベストセラー作家が描く感動のラブストーリー。

30年間ずっと忘れられずにいる最愛の女性にもう一度会うことができたなら....。
60歳の医師エリオットはボランティア活動に行ったカンボジアで、子供を救ったお礼に「あなたの望みをかなえよう」と、錠剤を渡される。
半信半疑で飲んでみると、死んでしまったはずの彼女が生きている30年前にタイムトリップした。
手に入れた薬は10錠。
1錠につき過去に戻れるのはほんの数分だけ。
限られた時間の中で、彼女を救い、失った愛を取り戻すことができるのか?
フランスで映画化、23カ国での翻訳刊行が決まった、心を揺さぶる奇跡のラブロマンス。

何度もこんな設定の小説や物語を読んだ気がします。
でも、また同じような設定なのに手に取ってしまうのは、きっとそんな奇跡の物語を自分のやり残したことにあてはめて、少しでも気持ちを軽くしようと思ってしまうからではないだろうか。

最愛の人を救う為には、60歳の主人公には別の女性の間にできた最愛の娘を諦めることになり、どちらの命を救うには様々な代償を払うことになります。
今いる自分の人生もかわってきます。
過ぎてしまった人生をかえるのはむずかしいということを、痛感させられます。
何度も、もっとうまく「いい選択」ができないのかと主人公に語り掛けてしまいました。
そして、最後の最後に思いがけない奇跡に救われます。
時空を超えて これを読んだ人はきっと、くいのない人生をおくろう。
二度と今の時間は戻らないのだから。
ベタかもしれませんが、つよく、つよく心に思うことでしょう。

はたして30年前に死んでしまった彼女の運命を書き換えることができるのか?


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.19 23:06 Thu l ときめく l COM(1) TB(0) l top ▲
夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)夜市 (角川ホラー文庫 つ 1-1)
(2008/05/24)
恒川 光太郎

商品詳細を見る

感想:★★★★

日本ホラー小説大賞受賞作

ホラー小説ときいて、単純におばけがでるとか、呪いのお話とかそういったいわゆるファンタジー色が強いものを想像してしまいましたが、この作品は、そうではありません...。
全体的に物語は静かに流れ、そして現実へ戻れないかもしれないという怖さを体験する事ができます。
透明な文章でいつの間にか気づいたら入ってはいけない異界の世界へと足を踏み入れていることに気づき、もう気づいた時には手遅れなんです。
どうしたら、元の世界へ戻れるのか、小説中の登場人物と一緒にその恐怖を味わってしまう...そんな不思議でまさに日本のホラーを感じる作品です。
子供の頃夢中になって遊んで、気づくと外は真っ暗で、その闇が自分に迫ってくるんじゃないかって思ったあの気持ちを思い出しました。
懐かしいって表現は間違っているかもしれないけど、でも誰でも感じたようなあの感覚です。

あらすじは、
妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。
ここでは望むものが手に入る。
小学生の時に夜市に迷い込んだ佑司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。
野球部のヒーローとして成長した佑司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。
そして今夜弟を買い戻すため、佑司は再び夜市を訪れた...。

夜市 あれほど怖い思いをしたのに読後感は、表紙のような美しい余韻が残ってしまうのもこの作品の魅力だと思います。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.18 23:55 Wed l なつかしい l COM(0) TB(0) l top ▲
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
(2005/02/16)
山田 真哉

商品詳細を見る

感想:★★★★

ずっと気になっていたんですが、ついに手にとりました。
タイトルがすごくいいネーミングセンスを感じられますよね。
つい本屋で気になってしまいます。

本書は会計学をわかりやすく、かつ身近な事例で紹介しています。
なるほど〜ってつい頷いてしまうことが多々あります。
なので会計学っていっても入口はすごく親しみやすくかつ説得力がある内容でかいてあるのでだいじょうぶです。
しばらく読むまで会計学の本てしらなかったんですけどね。

タイトルの「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の答えはここでいうのはおいといて、他あげている会計学のヒントになる内容をあげると在庫だらけの自然食品。
ここでは在庫があるリスクや減らすにはどうしたらいいのかわかりやすく説明されていました。
そしてその説明の上で、ある2軒の在庫だらけの自然食品がつぶれないのかを読んでなるほどって感心しちゃいました。
正解は、実はこの2軒ともネットでの宅配がメインで、実際店舗の方は、在庫置き場をせっかくだからお店にしたものだったのです。
人件費や場所代も倉庫などをかりて運営するよりはるかに安上がりだそうです。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 そんな「なるほど」って思う数々が本書にのってますんで気になった人は手に取ってみてね。

なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.16 22:02 Mon l ためになる l COM(0) TB(0) l top ▲
コンビニたそがれ堂コンビニたそがれ堂
(ピュアフル文庫 む 1-1)

(2008/05/10)
村山 早紀

商品詳細を見る

感想:★★★★

じんわり温めて心の疲れをほぐします。

駅前商店街にはずれ、赤い鳥居が並んでいるあたりに、夕暮れになるとあわられる不思議なコンビニ「たそがれ堂」。
大事な探しものがある人は、必ずここで見つけられるという。
今日は、その扉をくぐるのは...?
慌しく過ぎていく毎日の中で、誰もが覚えのある戸惑いや痛み、矛盾や切なさ。
それらすべてをやわらかく受け止めて、昇華させてくれる5つの物語。

人は誰でもあの時、「もしも」「〜たら」「〜れば」と自分の人生を振り返ることがあると思います。
人生と大きく上げなくても少し前のことでも...。
この物語はいろいろな人たちのそんな希望をかなえてくれるコンビニを舞台にしたお話5編。

小学5年生の江藤雄太は、硬派な自分を演じているけど、実はとっても猫好きな男の子。
ある時、同じクラスにいる美音が、捨て猫の前で困っている姿をみて、猫アレルギーの美音の家族のかわりに、引き取ってあげました。
そして、いつも硬派な自分を演じてきた雄太でしたが、美音の前だけは軟派な素の自分を出す事ができ、二人の心は近くなるのですが、ある時同級生に冷やかされて、美音が渡そうとしていた大切なメモ帳のプレゼントを受け取らずに距離をあけてしまいます。
そして、一学期が終わり夏休みになりました。
長い夏休みが終わって二学期になると美音の転校を知らされるのでした。
どうしてあの時、大切にしていた自分の宝物をプレゼントしようとしてくれた美音の気持ちに応えてあげることができなかったのだろうと、雄太はずっと悩んでいたのです。
そして気づくと何でもあるというコンビニの中に入って...

コンビニたそがれ堂 そこでコンビニから最後までちゃんといえなかった「さようなら」や「別れ」をいえることができるのです。
そこに新しい扉がまっているのですが、そんな設定から温もりを感じてしまいます。
その他、寿命がわずかな猫が人間になる飴をかいにくる「あんず」や、こわれてしまった大切なテレビをコンビニで見つける「あるテレビの物語」など、まさに心の温湿布のような素敵なお話が詰まっています!!


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.15 23:35 Sun l いやされる l COM(0) TB(0) l top ▲
あっ!不思議な旅の心理テスト―“本当の自分”に出会う旅に出よう (王様文庫)あっ!不思議な旅の心理テスト―“本当の自分”に出会う旅に出よう (王様文庫)
(2005/05)
いとう やまね

商品詳細を見る

感想:★★★★

不思議な旅に出た感覚で心理テストを楽しめます。
出航から帰還までへて自分自身を見つめ直す旅といった感じですね。
あっ当たってるって思ったり、そうだったのか〜っていう心理テストがいっぱいでした。

巻末にありましたが、人はすぐには変われないですが、変わろうと試みた事は将来のあなたに何かを残してくれるはずです。
時が過ぎて振り返ったとき、以前と違うあなたがそこにいることに気づくでしょう。
それを信じて少しだけ勇気をだして...。
この1冊がそんな“きっかけ”になってくれることを願います。

最後に1つだけ心理テストを紹介しますね。

あなたのもとに一通の招待状が届きます。
行き先は遠い島のようです。
船の出航は今夜です。

出かけようとしてあなたは忘れ物があることに気づきます。
それは何ですか?

1.傘
2.本
3.食べ物

答え
忘れ物が表すのは「気がかり」。
気がかりはあなたのチャレンジの妨げになります。
ここでわかるのは、あなたにブレーキをかける「自分の中の敵」。

1.の「傘」は守りの象徴。
あなたを縛りつけているのは、あなたの用心深さ。
過度の心配性が新たなチャレンジにブレーキをかけています。

2.「本」は知性の象徴。
障害になっているのは、あなたのプライドの高さ。
あなたは始める前から失敗した時のことを考えていませんか?

3.「食べ物」が表すのは、現実的な生活。
あなたは安定した現状にチャレンジ意欲をそがれています。
あなたは今の生活にある程度満足しているのでしょう。

どうですか?
あたっていますたか、そうだと思った人はぜひ、手に取ってみてくださいね。

なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.03 23:49 Tue l ためになる l COM(0) TB(0) l top ▲
東京カレンダー 2008年 07月号 [雑誌]東京カレンダー 2008年 07月号 [雑誌]
(2008/05/21)
不明

商品詳細を見る

感想:★★★★★

なるへそ君のおすすめの雑誌「東京カレンダー」
毎号かってはいないんだけど興味のある特集の時はチェックしています。

7月号は、爽旬、新緑の息吹を感じる頃、こんな清涼感のあるおもてなしを初夏の薫料理店

爽やかなレストランの数々が紹介されています。
写真の取り方がうまいんですね。
つい見ていると引き込まれてしまいますね。
でもなるへそ君がとくにおすすめするのは、紹介の文章。
とにかくうまいんです。
写真からはいって文章を読んで行くうちにワンランク上の大人の世界へと入り込んで行くようなそんなセンスと上質さを感じる雑誌です。

食だけでなく、衣食住それぞれピックアップして取り上げられているものもそれぞれセンスが感じられます。

東京の銀座や港区などがお店の紹介で多いですけど、なにか特別な時にお店をしっていると自分のステータルも上がりそうですね。

紹介されている文章を抜粋しますと

東京カレンダー 2008年 07月号 ガーデンを愛でつつ、流れる美食の時間。
こんなにも、心を癒してくれるのでしょう。
一年でもっとも爽やかで気持ちの良い季節。
初夏薫る厳選の美食店へ出かけてみませんか?
新緑の息吹を肌で感じられるダイニング、輝く海の絶景を目の前に望むレンストラン、星空の下で夜景を眺めるテラスラウンジ、旬の食材で季節を届ける夏のひと皿...。
今宵、潤いに満ちた都会のオアシスへご案内します。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.02 23:41 Mon l ためになる l COM(0) TB(0) l top ▲
あばれはっちゃく (角川文庫 や 6-3)あばれはっちゃく (角川文庫 や 6-3)
(2008/04/25)
山中 恒

商品詳細を見る

感想:★★★★★

オメェのバカさ加減には、父ちゃん情けなくって涙が出てくらぁ!!

こんな「東野英心」さん演じる父ちゃんが、今にも画面から飛び出て蘇ってくるそんな懐かしさと今大人になった視点からみた自分からは、新鮮さも感じるなんとも温かい作品です。

ついDVD-BOX買っちゃおうかなって真剣に迷ってしまいました。
さて「あばれはっちゃく」を知らない人にこの本を簡単に説明しますね...。

あばれはっちゃくこと、桜間長太郎。勉強はダメでも、ケンカは大得意。
特にズルい大人には、がぜん闘志がわいてくる。
子供と思って油断している嫌な大人は、やっつけるぞ!
昭和の時代に一世を風靡したテレビドラマの原作が文庫化!
一本気で正義感にあふれ、弱い者には優しく悪い大人にはめっぽう強い長太郎が、あの手この手で大活躍!
あたたかいものが胸いっぱいに広がる物語です。

悪ガキなんだけど、クラスのリーダー的存在でみんなをひっぱっていく長太郎には大人も読んでて元気がもらえます。
文庫には、「はっちゃけ〜っ」ていうおなじみの妙案を考えるシーンはないのですが、それでも子供の視点で、悪い人たちに一泡ふかす長太郎にはスカッとさせられるし、悪い大人が登場してきたら、反面教師で学ばなければいけないですね。
あばれはっちゃく 長太郎が惚れている同じクラスのヒトミと一緒にいてクラスの子にひやかされても「やくな!」っていって正々堂々とふるまっている姿は、なんかかっこいいなぁと思いましたね。
時代設定はもちろん古いけど今の世の中と比較して読んでみるのも、また面白いと思います。

ぜひこの作品はテレビで再放送をしてほしいと願い文句なしの☆5つです。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.01 21:03 Sun l なつかしい l COM(0) TB(0) l top ▲
ダブルシティ (祥伝社文庫 さ 6-41)ダブルシティ (祥伝社文庫 さ 6-41)
(2008/03/12)
佐伯 泰英

商品詳細を見る

感想:★★★☆☆

大都市の暗部を鋭くえぐった問題作

クリスマスを一ヶ月後に控えた、夜明け前の新宿歌舞伎町でごみ収集車が爆破されるという事件が発生した。
続いて銀座でもごみ収集車爆破事件が起こりさらに犯行声明を出したテロリストたちにより、渋谷/上野/六本木と被害が拡大していきます。
路上につまれた大量のごみにより、都市機能は麻痺しつつあり、その状況化で視察に赴いた都知事の花島三郎が、パフォーマンスついでにのったバスに乗り込みます。
しかしそれはテロリストの罠で数人の客と都知事、そして都知事をおった新日本テレビの報道ニュース番組「TOKYO25時」の若きディレクター・一色真紀をのせたバスは支配化におかれてしまいます。
バスはトンネルの中にきえてしまい、かげで事件を捜査するものたちの手がしのびより、事件は意外な方向へと進んで行きます...。

ダブルシティ ごみが街に散乱するという光景は以前ヨーロッパ(たしかイタリアだったかな?)のニュースでやっていましたが、本書はそれ以前にかかれたもので、近い未来やってくるであろう「ごみの問題」についてこの作品を通して示していた作者の先見性には驚きました。
内容は、映画にしたくなるような展開が続きますが、政府をはじめ利権をあらそう力の動きとかそれを報道する主人公たちの姿が、リアルに伝えてくれると思います。
タイトルにあるダブルシティと物語の最初から貼られている伏線と要所要所に用意されているしかけがおもしろく驚きの連続でした。

たしかに作者は、時代小説っていうイメージが強かったのですがこんな奇想天外な作品もかいていたとは、驚きましたね。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.05.20 23:56 Tue l おどろく l COM(0) TB(0) l top ▲
あの虹に、ティー・ショット (光文社文庫 (き1-46))あの虹に、ティー・ショット (光文社文庫 (き1-46))
(2008/05/13)
喜多嶋隆

商品詳細を見る

感想:★★★★

この作品の後味は、舞台であるハワイの青空のようにすっごく、すがすがしく心が晴れた感覚が残ります。

そんな余韻を残してくれる主人公と物語のあらすじは...
わたしはユウ、16歳。
ハワイ生まれの日系5世。
お爺ちゃんのおんぼろゴルフ練習場で働きながら、サーフィンをする毎日だ。
ひょんなことからジュニアのゴルフ大会に出る事になったけど、あるのは錆びた3本のクラブだけ。
伸びたTシャツにゴムゾウリ姿はちょっと浮いてるけど、腕には自信アリ。
雑草育ちの少女がゴルフ界に旋風を巻き起こす。
痛快青春小説!

お爺ちゃんと喘息持ちの弟と食べて行くには学校にはいかずゴルフ練習場で働かなければいけません。
両親は小さい頃、事業に失敗して夜逃げをしてしまいました。
そんな厳しい境遇でも、サーフィンとボール遊び(練習場のボール集めの一環として)のつもりではじめたゴルフがうまくなっていき、お金はないけどまわりにいる人たちに見守られいつしか理想のゴルファーの腕と身体をもって育っていたのです。
ふとしたきっかえで出場したジュニア大会では、姿・格好からまわりから嫌な扱いをされますが、そんなこともはねのけて18ホールを戦い続けていきます。
恋人も日系で、サーフィンの大会にでるぐらい腕はあるのですが、二人に共通して壁として立ちふさがるのは、人種という壁です。
公平と思えるスポーツにもそんな偏見や差別の影がみえかくれし、それに加え、貧乏という境遇も主人公は立ち向かって行きます。

あの虹に、ティー・ショット そんな姿にもちろん応援したくなるし、ホノルル・レディス・オープンというオアフ島ナンバー1を決める試合での結末を読んで冒頭でもいいましたが、なんか気分が晴れていく感じがしました。

表紙のカバーのようにいつまでも続く青空が心に広がることでしょう!


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.05.19 23:48 Mon l あつくなる l COM(0) TB(0) l top ▲
内部告発者 (角川文庫 た 55-1)内部告発者 (角川文庫 た 55-1)
(2008/04/25)
滝沢 隆一郎

商品詳細を見る

感想:★★☆☆☆

高杉良氏絶賛!
という帯のコピーとタイトルが最近の注目内容だったので手に取りました。
ちょっと告発内容がわかりずらかった感と絶賛というわりに?でした。

出版社/著者からの内容紹介はこちら...
STORY 二〇〇三年、五大グループへの再編を終えた損保業界。
中堅の渋谷火災(略称シブカジ)を揺るがす事件が起こった。
同社の内部資料を入手した経済誌が、不正融資を暴露したのだ。
雑誌には、同社が子会社を通じ、闇金融にも資金を融資する卸し専門のファイナンス会社への資金提供をしていることが暴露されていた。
記事を証拠づける資料として、最高経営会議議事録のコピーと思われる写真まで掲載されていた。
社内中枢部からの内部告発は明らかだった。
法王と畏怖される渋谷火災会長・藤田想太郎は、前副社長の仲田希一が内部告発したに違いないと、損害賠償請求を起こす。
仲田は潔白を主張し、若い弁護士羽根田潤とともに渋谷火災との闘いに挑んだ。

損保業界をとりあげていますが、もっと最近あった食品の偽装とか読者にとって身近なものにして、とことん内部の闇の部分をだして、最後の最後まで会社と闘う姿を描いてほしかったなぁと所々消化不良感が残りました。
ちょっと久々の辛口コメントになってしまいましたね。
内部告発者 最初の1/3くらいまではどうなるんだろうと展開が読めませんでしたが、中間にかかると元副社長と弁護士と会社とやりあっていく展開になり、さっと最後まで読めた感はありました。
ただ取材不足かそれとも作者の社会経験などの不足もあり、なんか客観的に描かれているようで感情移入は出来ませんでしたね。
内部告発をした真犯人は伏線がわかりやすく描かれているので、わかると思います。
まぁ、最近の時事をとりあげた作品として軽く読む感じでいきましょうか。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.05.18 23:41 Sun l 考える l COM(0) TB(0) l top ▲