僕の行く道僕の行く道
(2005/02/09)
新堂 冬樹

商品詳細を見る

感想:★★★★

「愛は奇跡をおこす…」全264ページ。
そこにあるのはただ、親子の愛と信頼の物語。
静かな感動があなたを包む、感涙のハートフルストーリー。

先が気になっていっきに読んでしまいました。
新堂さんの作品は光と影の2種類にわかれていて、影の部分は好きじゃないのですが、この物語は表紙の雰囲気を見てわかるように人間の表(光)の部分をうまく表現している作品でこちらは気に入って読み進めることができました。

あらすじは、小学3年生(8歳)の沖田大志の母は、パリでデザインの勉強をしているためしばらく会えないと父親から聞かされ育ちました。
しかし、毎週土曜日に届く母からの手紙が、主人公に勇気と寂しさをあたなかったのです。
しかしある時おくられてきたコスモスがのっている写真をみて、小豆島の写真とわかるのです。
今まで疑問に思っていたことを確かめる為に、ここにいけば母に逢えると信じて夏休みにひとりで旅に出ることを決意します。
ミュウという猫の相棒をつれ、勇気を出して遠い×2コスモスが咲く丘へと出発します。
途中電車を間違ったり、危険な目にあったりしますが、新幹線のとなりに座った女性や間違っておりてしまった大阪で大志を泊めてくれた同い年の女の子、船が欠航になってしまい手をさしのべてくれた老人。
いろいろな人の手をかり、そして出会った人たちも少年の純粋な心にふれ逆に癒され元気をもらっていきます。
そして、主人公がまっていた旅の結末は、予想もしなかった現実が待っていて...

僕の行く道 子供の視点で物語が描かれているので、大人の事情とか考えとか「どうして?」とまっすぐに疑問を投げかけられることがあって、はっと気づかされることが多かったです。
純粋な気持ちがなくなってたなぁって思ったり、懐かしんだりと、いろいろ感情移入できた作品でした。
最後待っている結末が予想外だったのですが、最後のほんの奇跡ですごく救われた気がしました。
とっても温かい作品でした。主人公と同じ時期に一度「小豆島のコスモス」を是非見てみたいですね。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.06.21 23:19 Sat l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
猫の橋口さん (中経の文庫 み 3-1)猫の橋口さん (中経の文庫 み 3-1)
(2008/01)
水無月 さらら

商品詳細を見る

感想:★★★★

犬と私の10の約束」を読んでまた次も同じような作品を手に取りたくなったのもあって選びました。

母親の突然死の第一発見者となってしまった小学4年生のひなた。
ショックで高熱をだし、葬儀に参加できなかったためか、その死がいまひとつ実感できない。
あるとき、一歩も戸外に出られなくなってしまったひなたに飼い猫のノアールが話しかけてくる。
ノアールは、亡き母の母代わりだった家政婦の橋口さんの生まれ変わりだった…。
死に遭遇して生と向き合うことの大切さをうたう、感動の家族愛小説。

10歳(人間の年齢でいうと100歳)の猫:ノアールは、きっと死というものを間近に不思議な力が宿って主人公ひなたと心の中で会話ができるようになるというファンタジックな設定ですが、その物語と猫という動物の姿を通してここまで「命」について投げかけてくる作品はきっと数少ないでしょう。
父親は3ヶ月たっても妻の死を受け入れる事ができず仕事に逃げているのですが、猫が気づかせてくれるのです。
いつまでも逃げてばかりいるなと...

物語に入りやすくて後半あっという間に引き込まれてしまいますが、内容は決して簡単ではなく今の大人向け、きっと父親向けなんですね。
子供や命に対して逃げずにきちんと向き合う事を本書では教えてくれます。
同じマンションに住んでいる幼なじみのまゆも悩みを抱えているけど、一緒に家族と自分自身が再生していきます。
最後にひなたに向けて亡き母親が宛てた「祝☆二分の一成人式」記念の手紙が出てくるのですが、短い文章ですが読んでジンときました。
読んだ後は悲しさや苦しさを乗り越えさせてくれるそんな不思議な作品であり主人公をはじめ残された父親やノアール、友達のまゆたちの、そんな姿をみなさんも本書を読んで受け止めてまた何か感じでほしいと思いました。

猫の橋口さん ノアール:橋口さんより
セミだってそのたった三日でちゃんと卵を産み、次世代に命を引き継ぎます。
日が沈んで一日が華々しく終わっても、夜の終わりには必ずまた朝日が昇ってくるんです。
終わりは始まり。
絶望はございません。
すべては未来に向かっているんですよ。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.03.04 00:01 Tue l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
犬と私の10の約束犬と私の10の約束
(2007/07/28)
川口 晴

商品詳細を見る

感想:★★★☆☆

ミーハーな作品を今回は紹介しますね。

主人公あかりは、函館の総合病院に勤めている父といつも笑顔いっぱいで笑っている所以外見た事がない陽気でかわりものの母に囲まれ泣く事をしらず、元気な12歳の女の子。
ある日、母と土手を散歩中にかわいい犬と出会います。
その犬は飼い主がいるんだけど、人見知りな犬にもかかわらず主人公にはなつきます。
その時、はじめて犬のかわいさをしり、誕生日に犬がほしいと母にねだります。
でも、お父さんは犬が嫌いだからと、許してくれませんでした。
しかしある時、学校ではギターがうまい星進君と出会い、「せっかくだから親に紹介するよ」と自宅へ招くのです。
そのとき庭の植え込みから顔を出したのは、母ではなく一匹の白い子犬だったのです。
同時にずっと家の電話がなり続けていて気になって犬をおわずにとりあえず受話器をとると父から「おかあさんが病院にいる」というのです。


....とあらすじをいうのは今回はここまでにしますね。
その白い子犬が映画のタイトル通り「10の約束をする犬」なんですが、実はのちにソックスって名前をつけるんだけどそのソックスを中心にお話が流れて行くわけです。
すごく素敵なお話でした。
どこが素敵かというと、犬を飼うにあたって飼い主の心得のようなものが10の約束という言い方なんですが、最初飼う時に母に教えられ、なんとなくですが10の約束をし、そして物語の最後にもう一度10の約束を復唱する部分があるのですが、そっと涙がでてしまいました。
動物、とくに犬を飼う事って簡単に考えちゃいけないなって思ったと同時に、やっぱり犬がほしいって思いました。
そして犬を通して勇気づけられたり気づかされたりすることがいっぱいあるってことを、動物を飼うのは大変だけどそれ以上に得ることがいっぱいあるってことをこの作品は教えてくれました。
表紙をはじめ巻末にもソックスの子供から大人になるまでの写真がのっているのをぜひ、みて下さい。
とってもかわいいですよ。
ジャンルがあったら「くわぁいい」にしてましたね(笑)


犬と私の10の約束 2008年3月15日全国ロードショーですが私がとくにおすすめなのが映画の主題歌になっているBOAの「be with you」映画にあわせられて作られた曲だけあってこれを聴きながら本を読んでいるとグッと物語に引き込まれますヨ。
あと脱線しますが映画のキャストが主演が田中麗奈で父親役が豊川悦司なんだけどあれ?この組み合わせは、あのCMの「大豆ですから?」


犬と私の10の約束映画公式サイト→http://www.inu10.jp/

なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.03.01 23:21 Sat l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
海を抱いたビー玉―甦ったボンネットバスと少年たちの物語海を抱いたビー玉―甦ったボンネットバスと少年たちの物語
(2007/08/25)
森沢 明夫

商品詳細を見る

感想:★★★★

3回、涙が出た。
「愛だけが現実化する」
それがこの世界の秘密だったんだ!

この帯に書かれていた言葉をきっかけに本を手にしました。
この意味は本のラストで感動と一緒にわかるでしょう。

愛されて「心」を持ったボンネットバスと、手にした者に勇気を与えるビー玉が、時を越え運命に導かれながら旅をする。
事実に基づいた奇跡と感動の物語。

ある運転手が海で拾ったビー玉、なにげなく拾ったビー玉だけど、その青いビー玉を見ていると、心が晴れて元気が出てくるんです。
引越してきてよそ者扱いされ、いじめられている息子。
しかし父親の運転しているボンネットバスにいると、会話はできないけど、なんか落ち着く事ができるんです。
声は出せないけど実はボンネットバスは、二人の親子のおかげで「心」を持つ事ができたのです。
その心を感じとれつつあったんですが、ある日、新しいボンネットがきてよそへ、引き取られることになり、あるきっかけでビー玉も一緒に引き取られてしまうんです。
そして、引き取られ先はバスとしてではなくガラクタを入れる倉庫としてです。
次第にバスの「心」が失われます。
時間をこえ、廃車寸前だったときに広島県福山市にある「福山自動車時計博物館」に拾われ時間をかけレストアされ、見事心を取り戻し、またいろいろな人をのせて走ることになるのです。
博物館から湯沢へと貰い手の手にいくことになるのですが、バスの魅力はもちろんですが、ものを大切にしようとする館長、レストアの職人榎さんの姿勢に感動しました。
そして物語も、あの大震災に見舞われた山古志村へとうつるんですが、ボンネットバスがつなげてくれた夢に最後は驚きました。
そして最後にあのビー玉も元の場所へと戻ります。

海を抱いたビー玉―甦ったボンネットバスと少年たちの物語 本書の中の言葉に、「どうやって奇跡を起こす事ができるか」ということについての名言があります。
その言葉とは「思う、言う、成る」です。
本書を読めばその本当の意味がわかります。
ボンネットバスの存在をしっている40代以降の方にとくにオススメの作品です。


※本書の売上げから、一冊あたり20円が被災地域へ寄付されています。

なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.01.29 01:07 Tue l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
ファイブ (幻冬舎文庫 ひ 4-2)ファイブ (幻冬舎文庫 ひ 4-2)
(2007/12)
平山 讓

商品詳細を見る

感想:★★★★★

不覚にもジーンときてしまいました。
本の帯をみてきっと涙してしまうだろうなぁと思っていたんですが、わかっていながら胸が熱くなりました。

あらすじは

「俺、いりませんか」。
親会社の経営不振で強豪バスケットボール部が突如廃部に。
チームメイトが順調に移籍先を見つける中、日本が誇るポイントガード佐古賢一が拾われたのは、リストラされた選手ばかりを集めた弱小チームだった。
拾い集められた個性豊かなメンバー5人が、己の再起を信じ日本一を夢見て燃焼する姿を綴ったノンフィクション。

主人公:佐古賢一以外のメンバーも、弱小チーム:アイシンへと拾い集められた経緯が描かれており、試合で勝ち進んでいく姿は何倍も気持ちが伝わってきました。
今までは、自分のためだけにやっていたバスケットボール、でも一度挫折を味わい、再びコートに立てる、大好きなバスケットボールができる喜びをしった主人公たちの姿がみていて気持ちいいです。
自分、自分でやってきた姿勢が、おかげという姿勢になって、そして周りに感謝していく姿へとかわっていくのです。

個人的にジーンときてしまったのが、チアリーダーのエピソードも本書に紹介されていたのですが、チアリーダー増田さんの考え方が変化した部分が描かれている部分で自分のためだけの応援から、自分とそして、チームのための応援へ。
「感謝しているんです」
「こんな素晴らしいチームを応援できることに、…そして、もう一度、生きているんだと実感させてもらえることに」

"I" から "We" へとつながっていく姿をぜひ読んでほしいです。
この作品は2008年1月5日(土)9時からNHKで放送予定です。
テレビや本書を見る、読むのが苦手な人は、コミック化もされているので、ぜひ一度この作品にふれてみて下さい。

なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2008.01.03 00:29 Thu l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
スマイル―聖夜の奇跡 (幻冬舎文庫 し 25-1)スマイル―聖夜の奇跡 (幻冬舎文庫 し 25-1)
(2007/11)
陣内 孝則

商品詳細を見る

感想:★★★☆☆


ALWAYSの映画を見に行ったときに予告でこの「スマイル」の宣伝をやっていて、気になったので本書を手にとりました。


簡単なあらすじは...


両親と死別した昌也は札幌の親戚の家に引き取られ、弱小アイスホッケーチーム「スマイラーズ」に入部する。

ある時、礼奈という少女と出会い惹かれあう。

淡い初恋。

だが礼奈は病に倒れて…。

道大会優勝を信じる礼奈のために立ち上がるスマイラーズと熱血ど素人監督。

連戦連敗のチームはクリスマスに奇蹟を起こせるのか。

礼奈に笑顔は戻るのか?


弱小チームおまけにど素人監督っていうベタな設定だけど、この監督の指示が意外に素人なりに的確な指示でいろいろ考えていて、魅力を感じました。

子供の目線でチームや試合のことを考えているのもいいですね。

敵対するチームや監督の嫌な感じは極端な設定かもしれないけど、この映画を子供から大人まで見るってことを考えるとわかるような気もします。

本当の奇跡はおとずれるのか...、主人公に再び両親の死を乗り越えて心から笑えることか、それとも初恋の相手の病気が直って再びリンクにたつことができるか、それとも宿敵:サンダーバーズをやぶって優勝するのか...それはみてからのお楽しみですね。

最後に1つだけ物語の最後は全部がベタな終わり方ではないことをいっておきます。


スマイル―聖夜の奇跡

この作品は本で読まずに映画でみることをオススメします。

子供たちのアイスホッケーをする姿、努力する姿勢は映像でみた方がつたわってくると思うし、一番の魅力だと思いました。

映画の公式HPには、撮影された場所や監督の意気込みもかいてあるので、興味がある人とはぜひのぞいてみてくださいね。


映画「スマイル」公式サイト→http://go-smilers.jp


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2007.11.19 23:19 Mon l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
象の背中 (扶桑社文庫 あ 11-1)象の背中 (扶桑社文庫 あ 11-1)
(2007/09)
秋元 康

商品詳細を見る

感想:★★★★


肺がんで、余命半年という宣告を受けた48歳サラリーマン、藤山幸弘。

死を迎えるまでの半年を何に費やすか...。

「自分の人生と関わった人に、“遺書”を残したい。

 遺書のスタイルは様々あっていい。

 死ぬことより、忘れられることのほうが怖い」

と決意した藤山は、思いを伝えられなかった初恋の人や、若き日にケンカ別れした旧友をはじめ、過去の忘れがたい人々を訪ねてゆく。


映画化前に話題の原作本を手にとりました。

本の評価やamazonのレビューを見ると「身勝手すぎ」VS「男の理想」と賛否両論の小説となっていて、映画化される作品しては...?と思う人が多々いるに違いないですね。

理想の家族。

良き妻、長男と長女。

そして、会社の位置、そして不倫をしている主人公や過去のあやまち。

その一つ一つをあげるとなんかこの歳の理想の父親みたいなのが全面にでてしまって女性はまず共感なんてできないですね。

自分もちょっと身勝手すぎる主人公ってさめて読んでしまう部分がありました。

でも、細かいことをきにしないで、この「ありがち」でもある作品を通して読むと最後は「ほろり」ときてしまうのが不思議なところです。

自分がなけたのが、最後妻と手紙のやりとりをするところがすごくよかったです。

ちょっと「こうあってくれたら」みたいな希望的な演出と展開でしたが、じんときました。

あと「よかった」のが、所々に主人公が人生感や生きる上での大切なことなどを語る部分がありましたが、印象に残る文章がたくさんありました。

その中でも2つを深いなぁ〜って思ったので紹介させて頂きます。


文庫:P94(1〜8行)


俺は、独り言のように言った。

余命数カ月の男が、近視をレーザー治療したら笑われるだろうか?

今更と言われるだろうか?(中略)

そうか。

俺は、そこで“今更”の意味を知った。

人生なんて、いつだって“今更”の繰り返しなのだ。

いつだって、何かに乗り遅れている。

しかし、その“今更”は、「ここからは、もう、“今更”です」と明確な線が引かれているわけではなく、自分で勝手に決めているのだ。

“今更”は、あきらめるための自分への言い訳に過ぎない。

だとしたら、やらないよりやった方がいい。


文庫:P415(10行)〜P416(2行)


娘のはるかとの会話

「彼もいってただろう?『はるかは、大変だ』って…。それははるかがすべてに答えを求めるからだ」

「いけないこと?」

「世の中にはすべてに答えがあるわけじゃない。仮に、答えのようなものが出たとしても、それが、正解か不正解は、誰にも判断できない。神様以外はね」

はるかは黙って頷いた。

「例えば、そこに泣いている人がいるとする。なぜ、泣いているのか?おまえは、その答えを知ろうとするだろう。何か、自分に出来ないことがあれば力になりたいと思うからだ。でも、実際は、何も聞かないであげることがやさしさだったりもする。その人に答えがあっても答えられないことがあるってことだ」


オススメ星は正確にいうと

男性たちへは、星4つ

女性たちへは、星2つかな...


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2007.10.20 19:00 Sat l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
マリと子犬の物語 (小学館文庫 ふ 11-1)マリと子犬の物語 (小学館文庫 ふ 11-1)
(2007/10/06)
藤田 杏一

商品詳細を見る

感想:★★★★


山古志村の実話から生まれた、あたたかな絆の物語。


2004年10月23日、新潟県中越地震が発生。

山々は崩れ、地 面には亀裂が走り、家屋は崩壊する。

被害が拡大する中、山古志村で暮らす石川家の愛犬“マリ”と、生まれたばかりの三匹の子犬が被災地に取り残されていた...。


山古志村の山間部にある石川家。

村役場につとめる優一、息子の亮太と妹の彩、そして祖父の優造、そんな一家のもとにある日、子犬がやってきた。

彩は“マリ”と名付け、亮太とともに育て始めたが...。


最近新聞で中越地震の募金がまた集まりはじめていることをきいた。

この作品も売上げの一部はその被災者の方々にあてられるということで、自分も少しでもと思い作品を手に取りました。

地震の被害にあい想像以上に大変な想いをしたと思います。

この作品では伝えきれない現実もあったことでしょう。

ですが、家族の絆や動物も含め思いやる心を学びはぐくむことができた思います。

表紙をみると犬のかわいい姿に目奪われてしまいますが、本編の亮太君と彩ちゃんのあたたかい思いやりのこころをぜひ読み取ってください。


一日でもはやく被災地にすんでいた方々が元通りに生活できるようにと思います。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2007.10.14 23:39 Sun l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
Little DJ―小さな恋の物語 Little DJ―小さな恋の物語
鬼塚 忠 (2007/03)
ポプラ社
この商品の詳細を見る

感想:★★★★★


「皆さんお元気ですか。201号室の高野太郎です。」

突如病院のお昼に現れたリトルDJ


10歳で白血病になってしまった主人公

入院したときには自分の病気は知らない。

あるとき大先生と知り合ったきっかけでお昼に院内にながすDJになる...


主人公が最後どうなってしまうのか

白血病という病気は残酷なまでに命をうばってしまう...

でもその小さな小さな命が消えるまで最後まで力を振り絞った放送は涙ぐまずには読めない。


文中に

「みんな同じだ。

 この病院にはなめくじやミイラ人間なんていない。

 みんな同じ人間で、それぞれの物語を持っている。」

という台詞がでてくる。

ここにすべてのメッセージがこめられている。

直接かかわってきちんと相手のことをみること。

外見とか上辺だけでは決して物事はわからないこと。


内容がぎゅっと圧縮されたような作品ですがぜひおすすめです。


なるへそ

← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2007.08.21 12:46 Tue l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
タイヨウのうた タイヨウのうた
河合 夏希、小泉 徳宏 他 (2006/06)
SDP
この商品の詳細を見る

感想:★★☆☆☆


太陽が沈んで夜の闇が訪れると、駅前の広場でひとりギターを抱え歌い続ける少女がいた。

彼女の名前は雨音薫。

高校に通えない16歳。

昼夜逆転した生活を送る彼女は、太陽の光にあたれない病気だった。

そんな彼女が部屋の窓からいつも探している相手はサーフィンに夢中の孝治。

太陽の下では決して会うことが許されない二人だったが、生きていることの喜びを知り、生きる勇気を持ち始める薫。

月の光の下で限られた時間を歌と恋に生きた少女の切なく美しい純愛物語。


夏間近なときに読むとよりいい作品です。

ベタな展開かもしれないけど、タイトルにある「タイヨウのうた」が聞こえてくるような感じがしました。

主人公が最後どうなってしまうのかわかってしまうので、悲しみや苦悩やそれでも前向きに生きていこうという気持ちが伝わってくるのかもしれません。

世界の中心で〜や、今会い〜そしてタイヨウのうた...泣ける3部作なんてうたってほしくかなったと個人的に思いました。

へんに脚色されたイメージが先行してしまって、つい覚めた目でみてしまうかもしれませんが、ノベライズを純粋に読むといい作品だなって思いました。

ちょっと内容が薄いのが気になりますが、たまにはいいのかもしれませんね。


なるへそ


タイヨウのうた
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
← 応援(ポチっと)よろしくお願いしますっ!!
2007.07.12 22:07 Thu l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲