海を抱いたビー玉―甦ったボンネットバスと少年たちの物語海を抱いたビー玉―甦ったボンネットバスと少年たちの物語
(2007/08/25)
森沢 明夫

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感想:★★★★

3回、涙が出た。
「愛だけが現実化する」
それがこの世界の秘密だったんだ!

この帯に書かれていた言葉をきっかけに本を手にしました。
この意味は本のラストで感動と一緒にわかるでしょう。

愛されて「心」を持ったボンネットバスと、手にした者に勇気を与えるビー玉が、時を越え運命に導かれながら旅をする。
事実に基づいた奇跡と感動の物語。

ある運転手が海で拾ったビー玉、なにげなく拾ったビー玉だけど、その青いビー玉を見ていると、心が晴れて元気が出てくるんです。
引越してきてよそ者扱いされ、いじめられている息子。
しかし父親の運転しているボンネットバスにいると、会話はできないけど、なんか落ち着く事ができるんです。
声は出せないけど実はボンネットバスは、二人の親子のおかげで「心」を持つ事ができたのです。
その心を感じとれつつあったんですが、ある日、新しいボンネットがきてよそへ、引き取られることになり、あるきっかけでビー玉も一緒に引き取られてしまうんです。
そして、引き取られ先はバスとしてではなくガラクタを入れる倉庫としてです。
次第にバスの「心」が失われます。
時間をこえ、廃車寸前だったときに広島県福山市にある「福山自動車時計博物館」に拾われ時間をかけレストアされ、見事心を取り戻し、またいろいろな人をのせて走ることになるのです。
博物館から湯沢へと貰い手の手にいくことになるのですが、バスの魅力はもちろんですが、ものを大切にしようとする館長、レストアの職人榎さんの姿勢に感動しました。
そして物語も、あの大震災に見舞われた山古志村へとうつるんですが、ボンネットバスがつなげてくれた夢に最後は驚きました。
そして最後にあのビー玉も元の場所へと戻ります。

海を抱いたビー玉―甦ったボンネットバスと少年たちの物語 本書の中の言葉に、「どうやって奇跡を起こす事ができるか」ということについての名言があります。
その言葉とは「思う、言う、成る」です。
本書を読めばその本当の意味がわかります。
ボンネットバスの存在をしっている40代以降の方にとくにオススメの作品です。


※本書の売上げから、一冊あたり20円が被災地域へ寄付されています。

なるへそ

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2008.01.29 01:07 Tue l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
駆けこみ交番 (新潮文庫 (の-9-35))駆けこみ交番 (新潮文庫 (の-9-35))
(2007/08)
乃南 アサ

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感想:★★★★

“おまわりさん”をユーモラスに、そしてリアルに描いた作品。
主人公:新米巡査の高木聖大は、市民の安全を守りたいとか高い正義感があるわけではなく、彼女に振られた腹いせで警察学校に入り、そして今作では等々力交番へ赴任しました。
口に出してはいわないけど、新しい彼女がほしいとか、上司や先輩を煙たがったりとおまわりさんのイメージからはほど遠いです...。
しかし、知り合った「とどろきセブン」(等々力に住む老人たち)と知り合ううちに、事件を偶然にも解決してしまうんです。

夜中に眠れないといってくる不眠症のおばあさん:文恵さんをはじめ棟梁や元レストランのオーナーなどで構成されるとどろきセブン。
最初はただの隠居した人たちの集まりと思いきや実は、等々力の平和をまもっている密かなヒーローたちです。
何も知らず主人公から見ている視点と文恵さんの視点と別々に描かれている部分があり、おもしろかったです。
収録されているのは
  • とどろきセブン
  • サイコロ
  • 人生の放課後
  • ワンワン詐欺
の4編です。
決して仕事には熱心とはいえない主人公だけど、若者の成長をさりげなく描いてくれる姿は、これから社会に出て働く人に大切なことを教えてくれる作品といえるでしょう。
前作「ボクの町」と合わせて読む事をおすすめします。

なるへそ

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2008.01.28 00:02 Mon l おもしろい l COM(0) TB(0) l top ▲
「手相を書く」だけで運命が変わる!―幸せ・お金・恋を呼ぶいちばん簡単な方法! (マキノ出版ムック) (マキノ出版ムック)「手相を書く」だけで運命が変わる!―幸せ・お金・恋を呼ぶいちばん簡単な方法! (マキノ出版ムック) (マキノ出版ムック)
(2007/06/01)
不明

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感想:★★★☆☆

夢見がちな、なるへそ君がつい手に取ってしまった本がこれ。
うたってる内容は「ほんとか?」といったものなのでここではおすすめとうよりこんな本の内容でしたという紹介でのせますね。

みなさんもご存知、手相。
運が悪い人、良い人様々ですが、もし物事うまくいかないのなら、悪い手相をペンで書き直して良い手相にしてしまおうという発想。
しかしただペンで書くのではなくて、いくつかポイントがあるので本書で紹介すると...

[用意するもの]
  • 金色のボールペン
  • 銀色のボールペン
文房具屋さんで売っている水性ボールペンを使用する右手に書き込むことが基本ですが両手にかくと更に吉。
夜は金色のペン。
昼間は銀色のペンと使い分けるとさらに効果的。
ペンで線を書き込む際は具体的な願望を口に出しながら書くとさらに効果アップ!

いくつか恋愛線とか健康線とかいろいろありますが金運線と全体の運がよくなる運命線の書き方を簡単に図にすると下記のような感じでかくといいらしいです。
「手相を書く」だけで運命が変わる!―幸せ・お金・恋を呼ぶいちばん簡単な方法!

変な高い開運グッズを進めているわけではないのでちょっと興味がある人はためしにやってみるといいかも。
それで宝くじが当たったら、ぜひ教えてくださいね。
なるへそ君もさっそくやってみることにしました。
右手に金運線/太陽線/運命線を書き込んでと...

「手相を書く」だけで運命が変わる!―幸せ・お金・恋を呼ぶいちばん簡単な方法! なるへそ君の解釈だと、自己暗示みたいのもあるのかな。
願いを口に出してっていうのは自分で目標を明確にして進んでいこうっていう前向きな気持ちを出そうっていう意味もあるかもしれませんね。
....といっても運頼みだけじゃなく日頃の努力は惜しまずやらないといけませんよね。
本書には成功事例や、もっとこまかく手相についてかいてあるので興味がある方は手にとってみてね。

※夢見がちな本をのせていますが、なるへそ君の基準として本書以外にお金をかけない占いやおまじないなどを選んで紹介しています。

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2008.01.27 00:01 Sun l おもしろい l COM(0) TB(0) l top ▲
三姉妹探偵団 (講談社文庫)三姉妹探偵団 (講談社文庫)
(1985/07)
赤川 次郎

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感想:★★★★

テレビドラマ放送中のこの作品。
タイプが違う美人三姉妹に突如襲った事件。
家が火事になり、かろうじて逃げ出したものの自宅は丸焼けになり、しかも焼け跡から若い女の全裸死体が出てきて、出張中の父親が指名手配されてしまう。
ミステリーの要素もあり、主人公が3人のようなストーリー展開と赤川次郎らしい、あきさせず最後までユーモアある作品です。
なんといっても、どの作品でもいえることですが主人公のキャラ設定がおもしろい!

長女の綾子は、低血圧で寝起きが悪く、おっとり型でとにかくマイペース。
次女の夕里子は、母親のかわりというくらいしっかり者(しっかりすぎ)。
三女の珠美は、超現実主義、お金にうるさい。

最初の火事がおきたシーンで、寝ぼけている三女:珠美を夕里子がおこすシーンで
「珠美!起きて!」胸ぐらつかんで揺さぶった。
「えっ?なに?どうしたの!」
14歳の珠美は、寝坊でもしたと思ったのか、ガバッと起き上がり「何時!」と訊いた。
「火事よ!」と夕里子が怒鳴る。
「えっ?もう9時?遅刻だわ」
「馬鹿、火事だって言ってんの。早く降りろ、こら!」
他、三姉妹に協力してくれる国友刑事や父と同じ会社につとめているベテランOL野上幸代など個性ゆたかな脇役たちも、作品をより引き立てています。
父が本当に殺したのかその真相をとくのは、もちろん、長女の危なっかしい先生への恋の行方を気になるし、夕里子と国友の恋の行方も気になるし、珠美が金より大切な事を見つける事はできるかも気になるし...

三姉妹探偵団 今後の3人の活躍?も気になる作品です。
あと文庫版の初版が85年に刊行されたもので、時代設定的にちょっとバブル時代の匂いとノスタルジーっぽさが感じられますが、そこも懐かしさを味わえていいですね。


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2008.01.26 10:04 Sat l おもしろい l COM(0) TB(0) l top ▲
ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ
(2005/12)
多田 文明

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感想:★★★★★

キャッチセールスや強引な営業方法、本当についていったら、どうなるの?

興味あったんですよね。
自分じゃさすがに怪しいとわかっているのでキャッチセールスについていったりはしないけど、その先の展開が本書には直接取材して書いてあるのでおもしろかったですし、リアルに感じることができました。
興味ある内容を簡単にあげると
  • 「手相を勉強しています」の正体!
  • 「怪しげな絵の即売会」に潜入!
  • 「頭の回転がよくなるテープ」って何?
  • 「あなたの原稿が本になる」の裏側
  • 「幸運のペンダント」って効果あるの?
ちなみに「頭の回転がよくなるテープ」は会社名は入ってないけどよく本を書店で買ったりするとチラシが挟み込まれていたりする例のあの会社のことだと思うんですね。
(結構有名、最近はCDだと思いますが)
勧誘のしつこさや宗教が絡んでいたりとかなり悪質なとこだとわかりました。
しかもこの会社は著者と出版社が訴えその結末も書いてあり、いろいろ教えてもらった感があります。
著者がいろいろと取材した結果、キャッチセールスにひっかからないように教訓を教えてくれているので騙されやすい人はチェックして下さいね。
ついていったら、こうなった―キャッチセールス潜入ルポ 「頭の回転がよくなるテープ」自分も学生時代にあやうく資料請求してしまうところでしたよ(笑)
あと募金活動もほんとにしているかどうかもわからないって事だから、あやしい団体には寄付しないこと。
とにかく「ためになる」一冊。


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2008.01.25 23:46 Fri l ためになる l COM(0) TB(0) l top ▲
チェスト!チェスト!
(2007/12)
登坂 恵里香

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感想:★★★★★

お話の舞台は桜島が堂々と存在感を発揮している鹿児島で、錦江湾を泳ぎきる小学生の姿を描いています。
主人公:吉川隼人は、野太刀自顕流研舎道場(剣道)に通う小学6年生。
道場では、「郷中教育」が教えられていてます。
その中でも主人公は薩摩の3つの掟、「負けるな、嘘をいうな、弱いものいじめをするな」を守って学校生活をおくっているんですが、周りからは「そんな考え方は化石だよ」と言われています。
そんな薩摩の武士を思わせる男児ですが、みんなに内緒にしていることがあって実は泳げないのです。
毎年行われる「錦江湾横断遠泳大会」を仮病でごまかしていましたが、今年は親も許してくれないし、周りにもまた仮病でごまかすわけにはいかず、憧れのなっち先生にも嘘をいい続けるのも心苦しいし、主人公を悩ませているのです。
そんな中、東京から転校生:智明がきて、クールで周りととけ込もうとしないし「頑張ることがシュミじゃないんで」といってクラスから一歩距離をひいていて主人公は薩摩の3つの掟を出すか迷ったりします。
実は智明にはある暗い過去を引きずっていて、その姿は猫がおびえているような...
しかし偶然にもクラスのいじめられっ子雄太が溺れているのを助けている姿を見て、この転校生に泳ぎを教えてもらう約束をするんです。
そして、雄太も3人一緒に特訓をすることになり、お互いのことが徐々にわかっていきます。
クラスでなんとなく気になっている牟田敦美のことや、なっち先生、そして一度ばらばらになってしまったクラスのみんなのこと、主人公が泳げるようになれるのか、智明が過去を乗り越えることができるか、世の中きれい事だけじゃないってことをこんな小学生たちが受け止めようとしている姿やそれを見守る大人たちの姿をぜひ読んでほしいですね。
後半主人公隼人が落ち込んでいる敦美に、「つらいときほど、自分のことより人のこと」っていう場面があるんですが、その言葉がすごく印象的でした。
こんな小さな主人公に教わったなぁって、そして、この作品に「ありがとう」って言葉をおくりたいです。

隼人がよく言う「チェスト行け!」の意味は、敵中突破を前にした薩摩武士達の掛け声です。
2008年春、全国順次ロードショーされます。
気になる方は公式HPへGO!!

チェスト! http://chesuto.com/

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2008.01.14 23:59 Mon l おもしろい l COM(0) TB(0) l top ▲
図解 マナー以前の社会人の基本 (講談社+アルファ文庫 C 95-2)図解 マナー以前の社会人の基本 (講談社+アルファ文庫 C 95-2)
(2007/04/20)
岩下 宣子

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感想:★★★★★

まだ1月、今年は自分をどうステップアップしていこうか、迷ったりしている人もいるんじゃないでしょうか。
そんな私もその一人で、今年は中身も夢見がちじゃなくて大人の振る舞いができるようにならなければいけないと思い、本書を手に取りました。
いろいろなシチュエーション別にマナーのいろはが絵入りで解説されていてとてもわかりやすかったです。
簡単に内容を紹介しますと
  • 食事のマナー(和洋中、立食時、お酒を飲む時)
  • 喜ばれる訪問と心を込めたおもてなし
  • 失礼にならない日常のふるまい
  • 恥をかかない/かかせない、日常のおつきあい
  • スマートなお金の使い方
  • 「できる人」と思わせる言葉遣い
どれも基本としているのは、一緒にいる相手に対する「思いやり」を表しているかどうかということです。
日常をとわず非日常の時にもスマートな対応が自然にできるとかっこいいですよね。
そんな姿に憧れてしまいます。
とくに参考になったのが慶事や冠婚葬祭などの身だしなみや作法のことがかいてあるのは、大変参考になりましたね。
いつも携帯していてもいいぐらい役にたつ必需本です。

図解 マナー以前の社会人の基本 へぇーって思ったのはカプチーノは朝食だけに飲むことやコーヒーにミルクを入れたらかきまわさないのがマナーなんですって、みなさん知ってました?


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2008.01.13 23:40 Sun l ためになる l COM(0) TB(0) l top ▲
開運 2008 ポケット判―まるごと風水 (2008) (廣済堂文庫 コ 4-18)開運 2008 ポケット判―まるごと風水 (2008) (廣済堂文庫 コ 4-18)
(2007/12)
小林 祥晃

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感想:★★★☆☆

毎年1月には今年の運勢etc関係の本が出ているので占い好きのなるへそ君は必ず買ってしまうんですが、今年は王道でしょうか。
Dr.コパの風水の本を手に取りました。
ここでは、先生とあえてよばせて頂きましょうか。
本書の内容は...
2008年は十二支はじまりの年。
新しい12年のスタートは開運風水から。
日本に風水を広め、一代で財を築いたDr.コパならではの視点でみなさんに巨万の富のつかみ方をお教えします。
2008年の衣食住遊心の過ごし方や本命星別12ヶ月開運スケジュールなど今日からはじめられる風水の知恵がぎっしり詰まった一冊です。

巨万の富は言い過ぎでしょとツッコミたいところですが今年のラッキーカラーは金色、赤、白、銀色だそうです。
ラッキー方位は東北、東方位。

ふむふむ、部屋の模様替えの時とかどこか出かけるときにさりげなく本書を参考にするのもいいのか。
自分の星の「四緑木星」の今年の運勢は大変化の年だそうです。
ハードな年ですが、上手に過ごせば幸せがまっているんだって。
そっかーじゃー頑張るかなって、こんな感じで前向きになれるのもいいですよね。
何かの参考におすすめです。
開運 2008 ポケット判―まるごと風水 (2008) 付録についてる開運シールせっかくだから携帯にはっておこうっと。
何かいいことあるかな(笑)


なるへそ

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2008.01.12 23:37 Sat l ためになる l COM(0) TB(0) l top ▲
母べえ母べえ
(2007/12)
野上 照代

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感想:★★★★

2008年最初に購入する本をどうしようか、本屋に足を運んで2時間...
なにか意味がある本にしようと考えるとうっかり選ぶわけにはいかずそのまま何もかわず本屋をでました...。
翌日もどうしようか、迷ったあげくそのまま本屋を出ました。
さらに翌日会社に初出社、届いている年賀状をみると以前映画の広告の仕事をやらせて頂いていたのですが先方の映画事業部が閉鎖になってしまい担当の方がしばらく他の事業部、たしかスーパーの店長とかになっていたような気がします。
....そして音信不通になってしまい今年の年賀状をみると松竹の映画広報部になっているハガキが届いているではないですか。
すごいですね。
夢を諦めずに映画関係の仕事を続けたんですね。
そしてその広報部として担当している映画がこの「母べえ」。
早速会社帰りにこの本を手にしました。
なんか自分も夢を諦めないぞって勇気をもらいましたね。
では、前置きがかなり長くなってしまいましたが

●本編の感想はここから...
戦時中の母を中心とした家族の生き方を描いた作品。
治安維持法のため父が捕まり、獄中にいる父と家族との手紙のやり取りが話の核になっています。
全体のお話自体はすごく短いのです。
でも、手紙の文中にある父への想いや、戦争について言葉には直接出さないけど世の中に対しての不安などが描かれていて引き込まれました。
でも戦時中でも暗いだけでなく母も気丈にそしてやさしく振るまっている姿は、今の時代にはない「強く、やさしく」といった印象を受けました。
きっと映画では、吉永さゆりさんが素敵な演技をしているんだろうなと目に浮かびました。
ここでは、本を紹介していますが、ぜひ映画の方をすすめたいですね。
今だからこそあえて山田洋次監督作品なんじゃないでしょうか。

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2008.01.11 23:38 Fri l 考える l COM(0) TB(0) l top ▲
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
(2006/09)
恩田 陸

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オススメ度:★★★☆☆


概要(本の裏表紙より)
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために──。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
物語は、二人(貴子さんと融くん)の視点から交互に進行していくんだけど、A地点からB地点までを貴子さんの視点で進み、ここで融くんの視点に切り替わりC地点まで進む場合と、A地点からB地点までを貴子さんの視点で進み、融くんの視点に切り替わったあと、時間軸もA地点まで戻る場合と2パターンあって、もともと小説などの長文を読むのが苦手な僕には、前後関係の把握が難しかった。
(昔から、RPGなんかをやってても、ちょっと時間をおくと、さっきまで何をしていて、これからどこへ行けば良いのかわからなくなっちゃうんだよね...)
まぁ、集中力や読解力が足りないから悪いと言われればそれまでかもしれないけどね...結局2度読み返した。(苦笑

ただただ歩いているだけのようで、実は何かこう、大切な何かへ向かって歩んでいるような、そんな感じがした。

一番印象に残ったのは、「あたしには関係のないことをいつまでも根に持ちやがって。」という貴子さんの台詞。
普通に考えれば貴子さんは正論なんだけど、これがいざ、自分自身のこととなると判断ミスを犯す。

実は僕の置かれている立場は融くんに近いものがある。
どうやら僕には異父兄弟(兄妹)というものがいるらしい。
幼い頃に多額の借金と一緒に僕ら兄弟を捨てた人間が、再婚して、大きな家を買い、子供を作り、叔父の勤める会社にパートとして偶然現れていたらしい。
その事実を知ったのは、高校三年の春...祖母の通夜の後で、ちょうど進学したいという僕と、お金がないからと就職以外決して認めなかった父親とが対立していた頃で、あの時はホントに「お前のせいで貧乏と罵られて、人生まで縛り付けられて、挙句に貴様は玉の輿かよっ!?」とあちこちに当り散らしたのを憶えている。(反省
その時に強く思ったのが、絶対にあいつの子供を自分の弟(or妹)とは認めないってこと。
今になると何でそう思ったのかはわからないけど、たぶん、嫉妬だったのかな...って思う。

だからってわけじゃないけど、融くんが、貴子さんの母親だけじゃなく、貴子さんに対しても良くない感情を持ってしまうことが痛いほどわかる。(気がする
嫌いなヤツの好きなものが、何となく嫌いに思ったことに近いのかな...
最初は貴子さんの母親だけが嫌いだったのかもしれないけど、ちょっとカテゴライズすると貴子さん母娘となる。
本来このカテゴライズは間違っているんだけど、現実でも近い問題が起こってる。

(あえて件名は伏せるけど)戦時中の日本軍がおこなったことにたいして、未だに日本人全体が悪く言われてる。
でも、実際に日本人を非難している人たちの中で、それが既に過去の人たちであり、今の若い世代が悪いわけではないと、少なからず頭の片隅では理解している人がほとんどなんじゃないのかな??
ただ、同じ「日本人」としてカテゴライズしてしまうから、今も昔も日本人は...みたいな負の感情が出てくるんじゃないのかな。
だからといって、今の人達(日本人)がまったく何も感じる必要がないとも思わないけどね...

そういう意味では、一個人として融くんの気持ちも理解できるし、日本人として貴子さんの気持ちも理解できる。(ような気がする

話しはだいぶそれちゃったけど、ホンの少しでも、融くんと貴子さんに進展(良い変化)があったのは、嬉しかった。
どうしても僕自身を融くんに置き換えてしまって、僕も、いずれはまだ見ぬ(弟か妹かもわからない)兄弟と、他愛もないことで笑ったり怒ったりする日が来るのかなぁと思ってしまう。

あぁ...そういえば僕も、小学生の時に徒ち歩き大会とか言って31kmを6時間ちょうどで完歩したっけ。(苦笑

Lapis Lazuli
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2008.01.10 23:31 Thu l 考える l COM(0) TB(0) l top ▲
ファイブ (幻冬舎文庫 ひ 4-2)ファイブ (幻冬舎文庫 ひ 4-2)
(2007/12)
平山 讓

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感想:★★★★★

不覚にもジーンときてしまいました。
本の帯をみてきっと涙してしまうだろうなぁと思っていたんですが、わかっていながら胸が熱くなりました。

あらすじは

「俺、いりませんか」。
親会社の経営不振で強豪バスケットボール部が突如廃部に。
チームメイトが順調に移籍先を見つける中、日本が誇るポイントガード佐古賢一が拾われたのは、リストラされた選手ばかりを集めた弱小チームだった。
拾い集められた個性豊かなメンバー5人が、己の再起を信じ日本一を夢見て燃焼する姿を綴ったノンフィクション。

主人公:佐古賢一以外のメンバーも、弱小チーム:アイシンへと拾い集められた経緯が描かれており、試合で勝ち進んでいく姿は何倍も気持ちが伝わってきました。
今までは、自分のためだけにやっていたバスケットボール、でも一度挫折を味わい、再びコートに立てる、大好きなバスケットボールができる喜びをしった主人公たちの姿がみていて気持ちいいです。
自分、自分でやってきた姿勢が、おかげという姿勢になって、そして周りに感謝していく姿へとかわっていくのです。

個人的にジーンときてしまったのが、チアリーダーのエピソードも本書に紹介されていたのですが、チアリーダー増田さんの考え方が変化した部分が描かれている部分で自分のためだけの応援から、自分とそして、チームのための応援へ。
「感謝しているんです」
「こんな素晴らしいチームを応援できることに、…そして、もう一度、生きているんだと実感させてもらえることに」

"I" から "We" へとつながっていく姿をぜひ読んでほしいです。
この作品は2008年1月5日(土)9時からNHKで放送予定です。
テレビや本書を見る、読むのが苦手な人は、コミック化もされているので、ぜひ一度この作品にふれてみて下さい。

なるへそ

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2008.01.03 00:29 Thu l 感動する l COM(0) TB(0) l top ▲
オレたちバブル入行組 (文春文庫 い 64-2)オレたちバブル入行組 (文春文庫 い 64-2)
(2007/12/06)
池井戸 潤

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感想:★★★★★

昔の自分に似てるなぁー、この主人公。
密かに夢をあきらめずに(その夢ってのがすごいんだけど)どんな上司や立場の上の人間に責められても自分の非がなかったら噛み付く姿勢、ここまでじゃないけど基本的な姿勢がね。

自分の事はおいといて、ある意味群を抜いておもしろいですね、この作品。
どこの組織でも理不尽さや歪みといったものは存在するけどどんなに小突かれても折れない主人公:半沢の姿は見てると元気がわいてくるし、厳しい立場の中で一矢報いるストーリーは、なんといっても痛快です。

そんなあらすじを簡単に説明すると...
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。
支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。
すべての責任を押し付けようと暗躍する支店長。
四面楚歌の半沢には債権回収の道しかない。
夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。
そんな世代へエールを送る痛快企業小説。

オレたちバブル入行組 感想が重複しちゃうけど、バブル時に入行した同期たちの力をかりながら、債権回収へと翻弄し、途中国税の陰険なやりとりにも翻弄されとほんと次から次へと試練がふりかかってくるんですけど、そんな数々をぶっとばしていくサクセス・ストー リー、そしてほんとの最後にかなえる主人公の夢の意味が怖いんですけど、おもしろいです。
おおーって感じですね。
身振り手振りな感想になっちゃいましたけど、痛快娯楽小説が好きな方は、ぜひ手にとってみてね。

※挿絵は、なるへそ君の主人公:半沢の勝手なイメージです。


なるへそ

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2008.01.02 00:19 Wed l あつくなる l COM(0) TB(0) l top ▲
銀色のシーズン (角川文庫 は 35-1)銀色のシーズン (角川文庫 は 35-1)
(2007/12)
坂東 賢治

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感想:★★★★

すっごく久しぶりじゃないかな、「スキー」(スノボーじゃないですヨ)を題材にした映画って。

2008年1月12日(土)より公開になる映画「銀色のシーズン」脚本家が自ら買い下ろした原作。
海猿を撮った映画監督が今度は雪山でということで主人公たちは「雪猿」とキャッチコピーではいわれている。

あらすじは...
銀、佑治、次郎の3人組は、寂れた町営スキー場の「何でも屋」。
スキーの個人レッスンから、果ては、当たり屋、賭けスキーまで、雪山でやりたい放題の日々を過ごしている。
そんなある日、3日後にスキー場で結婚式をあげる花嫁:七海が、銀の前に現れた。
この偶然の出会いが、そして、七海の過去が現実から目を逸らしていた七海自身や3人の心を揺り動かしていく...。

すごく爽やかな後味ですね。
スノボーじゃなくてあえてスキーをとりあげて作品にしたのがよかったと思います。
久々に雪山にいって滑りたくなりました。
(主人公:七海のように滑れなくても滑りたいって思いますよ)
結婚式を白馬の雪山であげるために1人で先に現地に向かう七海はある過去を隠しているのですが、その過去はなんとなくわかってしまうのですが、それでもスキーを滑れるようになる=人生もやり直せる1歩に繋がっていて素敵なお話になっていて、とってもよかったです。

銀色のシーズン 雪で出来た教会で結婚式っていいですよね。
映画で直接その完成具合と、プロの人たちと現場のスタッフたちが一生懸命撮影したモーグルの様子をみたいと思いました。
今年は雪もいっぱいで寒いし、ピッタリの映画&作品だと思います。

銀の「挑戦こそ全て」っていう想いを2008年のなるへそ君の抱負にしようっと...


なるへそ

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2008.01.01 07:50 Tue l ときめく l COM(0) TB(0) l top ▲
新春のご挨拶 今年はより一層素敵な作品の数々と出会い、そして紹介できるように頑張ります。
本好きなみなさんも手にした本を開けた時より素敵なストーリーと出会い、感動してより考えそして心に残りますよう、お祈り申し上げましゅ!

なるへそ


あけまして おめでとうございます。

昨年に引き続き、なるへそ君の感想文掲載を担当させていただきつつ、自分でも本を読んでみたいと思っています。
本年もよろしくお願いいたします。

Lapis Lazuli

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2008.01.01 00:00 Tue l 未分類 l COM(0) TB(0) l top ▲