サクリファイスサクリファイス
(2007/08)
近藤 史恵

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感想:★★★★

今まで自転車を題材にした作品は何作品か読んで紹介もしましたが、自転車ロードレースを題材にした作品は一度も読んだ事がなかったので、本書を迷わず手に取りました。いったいどんな華やかな世界なんだろう...と

あらすじは

プロの自転車チーム、チーム?オッジに所属している主人公:白石誓18歳の時、陸上の世界でプロになれることを約束されながらも、ロードレースの世界を知り惹かれ大学卒業と同時にプロになる。
主人公は、自分がスポットライトを浴びるより、チームのために勝たせて走る...そんなロードレース特有の部分に魅力を感じたのです。
そして経験を積んでいくうちにチームで頭角を現す...石尾豪、チームのエースには、ある噂があった。
一見温厚そうに見えるが、勝つためには手段を選ばないと...そして以前チームで頭角を現し始めていた若手のエース候補が事故を起こしその原因をつくったのは...

ロードレースは、チーム一丸となって挑むスポーツだということを初めて知りました。
逆にいうとチームで連携をとって走らないと勝つ事ができない、チーム間、選手間には様々な駆け引きがあって予想以上に過酷だということがわかりました。

サクリファイス そしてこの作品のタイトルでもあるサクリファイス。
日本語で訳すと自己犠牲ということになるのですが、チームエース:石尾豪の疑惑と主人公のチームの立ち位置などがうまく絡められていて最後まで二転三転する描写は、手に汗にぎります。


終盤のレースで石尾さんが走っているときに気づかないくらい小さく笑うシーンがあるのですが、そこにすべての答えがつまってるんです。
イメージは上にある挿絵の感じですかね。
この作品を通してロードレースの世界を知って下さい。
他のスポーツにはないあつさと「勝利はひとりだけじゃない」ってことを知る作品です。

読後ロードレースの本場、スペインの快晴のように雲1つない清々しい気持ちになります。

なるへそ

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2007.12.27 00:23 Thu l おどろく l COM(0) TB(0) l top ▲

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