感想:
★★★★☆
この作品の後味は、舞台であるハワイの青空のようにすっごく、すがすがしく心が晴れた感覚が残ります。
そんな余韻を残してくれる主人公と物語のあらすじは...
わたしはユウ、16歳。
ハワイ生まれの日系5世。
お爺ちゃんのおんぼろゴルフ練習場で働きながら、サーフィンをする毎日だ。
ひょんなことからジュニアのゴルフ大会に出る事になったけど、あるのは錆びた3本のクラブだけ。
伸びたTシャツにゴムゾウリ姿はちょっと浮いてるけど、腕には自信アリ。
雑草育ちの少女がゴルフ界に旋風を巻き起こす。
痛快青春小説!
お爺ちゃんと喘息持ちの弟と食べて行くには学校にはいかずゴルフ練習場で働かなければいけません。
両親は小さい頃、事業に失敗して夜逃げをしてしまいました。
そんな厳しい境遇でも、サーフィンとボール遊び(練習場のボール集めの一環として)のつもりではじめたゴルフがうまくなっていき、お金はないけどまわりにいる人たちに見守られいつしか理想のゴルファーの腕と身体をもって育っていたのです。
ふとしたきっかえで出場したジュニア大会では、姿・格好からまわりから嫌な扱いをされますが、そんなこともはねのけて18ホールを戦い続けていきます。
恋人も日系で、サーフィンの大会にでるぐらい腕はあるのですが、二人に共通して壁として立ちふさがるのは、人種という壁です。
公平と思えるスポーツにもそんな偏見や差別の影がみえかくれし、それに加え、貧乏という境遇も主人公は立ち向かって行きます。

そんな姿にもちろん応援したくなるし、ホノルル・レディス・オープンというオアフ島ナンバー1を決める試合での結末を読んで冒頭でもいいましたが、なんか気分が晴れていく感じがしました。
表紙のカバーのようにいつまでも続く青空が心に広がることでしょう!
なるへそ